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医師のキャリアについて、20年間考えてきたこと

4 日前
読了時間: 3分

株式会社DEPOC安岡俊雅です。

私は、これまで約20年間、医療業界に関わり、多くの先生方とお仕事をさせていただきました。

小野薬品工業のMRとして勤務していた頃から、さまざまな先生方とお会いする機会があり、

その後、DEPOCを立ち上げてからも、医師の転職や開業、医療機関の経営などに関わってきました。

 

その中で、以前から考えていることがあります。

それは、医師のキャリアには、もっといろいろな選択肢があってもよいのではないかな?ということです。

 

勤務医として大学病院や地域の病院で働き続ける先生もいれば、別の医療機関へ転職される先生もいます。

また、ご自身の理想とする医療を実現するために、開業される先生もいらっしゃいます。

 

私は以前、『医師のキャリア革命』という本を書きました。

この本は、さまざまな先生方へのインタビューをまとめ、そのお話から私自身が感じたことや考えたことを綴ったものです。

インタビューを通じて感じたのは、医師だからといって、必ずしも「医師」という職業や従来の働き方にとらわれる必要はないのではないか、ということでした。

医師としての経験や知識を生かす道は、決して一つではありません。

そして、今でもその考えは変わっていません。

 

ただ、長く医療業界に関わる中で、少しずつ変わってきた考えもあります。

それは、【開業という選択肢を、以前よりも慎重に考えるようになったこと】です。

 

以前から開業にはさまざまなご苦労があることを理解していたつもりですが、

実際に医療機関の経営のサポートに深く関わるようになり、改めてその難しさを感じるようになりました。

 

医師として優れた技術や知識を持ち、患者さんに丁寧に向き合っている先生でも、開業後の経営が順調に進むとは限りません。

 

特に最近では、医療機関同士の競争に加え、インターネットでの情報発信や患者さんからの評価、

スタッフの採用や労務管理など、診療以外に考えなければならないことが非常に増えています。

 

勤務医として働いていた頃には、考える必要のなかった問題に、開業後は経営者として向き合わなければなりません。

一方で、開業されたことで、ご自身が目指していた医療を実現し、生き生きと診療されている先生方もいらっしゃいます。

 

私は、そうした先生方の姿を見ることも、大きな喜びの一つです。

だからこそ、開業することが良い、勤務医を続けることが良い、と簡単に決められるものではないと思っています。

実際に、開業を考えている先生からご相談をいただいた際に、私は転職をお勧めしたこともあります。

 

現在の職場環境が厳しいことや、勤務条件が合わないことが開業を考えるきっかけであれば、勤務先を変えることで解決できる場合もあるからです。

もちろん、最終的に決めるのは先生ご自身です。

ただ、開業という大きな決断をする前に、ほかの選択肢も含めて考えていただきたいと思っています。

 

●医師として、これからどのような医療を提供していきたいのか。

●どのような環境で働きたいのか。

●どのような人生を送りたいのか。

 

20年間、多くの先生方と関わってきましたが、これらの問いに対する答えは、先生によって本当にさまざまです。

だからこそ、私は医師のキャリアに、一つの正解はないと思っています。

 

【勤務医として働き続けることも、転職することも、開業することも、それぞれが大切な選択肢です。】

 

大切なのは、周囲の意見や目先の条件だけで決めるのではなく、ご自身が納得できる道を選ぶことではないでしょうか。

私自身、これからも先生方との出会いや経験を通じて、医師のキャリアについて考え続けていきたいと思っています。

 

株式会社DEPOC

代表取締役

安岡俊雅

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