私は2019年に株式会社DEPOCの代表になったわけですが、それまでは、役員として代表のサポートをする立ち位置でしたので、会社すべてを見る事はありませんでした。
代表になってから会社のすべてを見る事になったのですが、その時に、会社の構造は、ざっくりと攻めと守りに分かれるなと感じました。
攻めとは、売り上げをつくる、サービスを創る、求人を行うなど、前に出ていく仕事を指します。
守りとは、税金を計算する、契約書を作る、請求書を発行する、銀行との折衝、など、バックオフィスの事を指します。
安岡から見て、前の代表は、攻め90%、守り10%で会社を経営してきたなと感じるところがあり、自分としては、攻め60%、守り40%の経営をしたいと考え、まずは、守りになる方々との面談や、書類の整理などを行っていきました。
具体的には、銀行(銀行も変え、借り換えを行いました。)、税理士(税理士を変え、第三者の目で現在の経営状況を判断してもらうようにしました。)、社労士(恥ずかしながら、今まで顧問の社労士はいませんでした。雇用について、法律上間違ったことが無いか、雇用契約書の巻き直しなども行いました。)、弁護士(顧問弁護士がいなかったので顧問を付け、会社内にある契約書の見直しを行いました。)、リース会社(リースのまき直し、無駄なものが無いかの整理など)その他、請求書のシステムや会社用クレジットカードの作成、など、バックオフィスの強化を行い、守りを固め、いつでも攻められるように準備を整えました。守りを固めるにあたっては、2年くらいはかかりました。
守りを固めなければ、いくら攻めても、ざるに水を通すようなもので、非常に無駄が多い状態になります。
そこから攻めて今の会社の状態に至ります。