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人口減少の日本

戦後、日本の総人口は増え続け、1967年には初めて1億人を超えましたが、2008年に1億2,808万人をピークに減少し始めました。国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、日本の人口は2048年に9,913万人まで減って1億人を下回り、2060年には8,674万人まで減少する見込みです。

このため、医療に限らず、あらゆるサービスが今後は需要が減少していく可能性があると言われています。特に、若年層や働き盛りの世代の人口減少が顕著で、海外に向けたサービスやインバウンドなどの需要を獲得しようと様々な対応が求められています。

医療においては、急性期医療について、外来・入院などに関わらず、今後大幅に需要が減ることが予測されています。

一方で、高齢者人口はこれからも増え続けると見込まれているため、高齢者向けの長期療養や終末期ケアなどの領域では、まだまだ需要が増えると考えられています。

その様な人口減少や、地域格差があるなかで、医学部人気は衰えていません。医学部の人気は顕著で、医師の数は、毎年3000人ほど増加しており、人口に対しての割合が増えてきています。また、ご承知の通り、医師免許はほぼ失効はありません。という事は、医師は死ぬまで現役であり、高齢社会が進めば、どんどん医師も増えていく事となります。

その為、これから開業を考える際には、まず全体的な流れを把握した上で、地域ごとの特徴を踏まえて立地などを検討していくことが大切になります。

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